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テクノスコープは天津複印研究所と提携し、ソフトウエアの開発を委託進めます (2002.11.20)


株式会社テクノスコープは、天津複印研究所と提携し、テクノスコープが企画するソフトウエア開発を天津複印研究所に委託する事に合意し、11月7日、天津複印研究所に於いて契約に調印しました。

中国政府の政策である国営機関の民営化路線のなかで、世界レベルの技術修得と営利団体としての自立を目指す天津複印研究所と、熟練技術者不足に悩むテクノスコープとの思惑とが一致し、提携の話しが急速に進みました。

天津複印研究所は中国国内で唯一、複写機やレーザープリンタ等を研究する国立の研究所で、研究員の多くは北京大学はじめ有名国立大学出身者が占めています。

天津複印研究所の技術的力は、長期間の技術蓄積が必要なコンピュータ関連技術においては現在の日本のレベルには達しないものの、歴史が浅いウインドウズなどのパソコンソフト等に関しては、日本と同等であると思われ、その潜在的な能力の高さ及び取り組み姿勢から、品質、コスト、開発期間において日本をはるかに超えるものと予想しています。

既にテクノスコープは天津複印研究所内にソフトウエア開発設備を設置し、テクノスコープ専用のソフトウエア開発環境を整備しました。天津複印研究所側は当初2名の担当でスタートしますが、今後のテクノスコープからの業務量の増加に伴い、順次増員する予定となっています。

これまで、テクノスコープと天津複印研究所は、長年に渡って国際画像学会のメンバーとして交流をはかって来ましたが、一昨年、天津複印研究所が国家プロジェクトとして大型プリンターを開発する事になり、日本工業大学の星野教授と共にテクノスコープは天津複印研究所に対してテクノスコープ得意とするIEEE1394通信技術を指導し、中国初の高速通信プリンターが完成しました。

今後、テクノスコープは天津複印研究所をテクノスコープの開発部門の分室として位置付け、技術教育も含めて天津複印研究所のソフト開発能力を増強して行きます。また、電子回路設計分野においても同様に技術指導を行い、テクノスコープの戦力として活用する事を予定しています。

株式会社テクノスコープ
営業部
TEL:048-822-5281 FAX:048-822-5285
E-mail:sales@technoscope.co.jp



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