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電源供給が可能なIEEE1394のHub2機種を発表 (1999.09.06)


PR-1443 電子機器及びコンピュータの開発設計、各種電子機器の製造販売を事業とする株式会社テクノスコープ(本社・埼玉県浦和市、白川進社長、048-822-5281)は、9月6日、次世代のデジタル機器用インターフェースとして家電、パソコン周辺機器業界が注目する「IEEE1394」400Mbps(メガビット/秒)に対応し、電源供給能力を持った14ポートのケーブル分配器「Power RepeaterTM PR-1443」と、パソコンの拡張ベイに装入可能な6ポートのケーブル分配器「Power RepeaterTM PRB-642」を発表した。

Power RepeaterTM PR-1443(写真)」は、世界初の14ポートを持ち、「Power RepeaterTM PRB-642」は、世界初のパソコン拡張ベイ装入タイプのハブで電源供給が可能である。

市場では既に「IEEE1394」に対応したDV、デジタルカメラ、プリンタ、MO、HDD等の製品が販売されており、これらの接続にハブが必要であることから、同社においても電源供給が可能な6ポートのハブを販売している。しかし、これまでの同社の市場調査によると、製品の増加に伴い6ポート以上のケーブル分配器のニーズが見られるという。そこで、今回、14ポートのハブを開発した。

また、今後パソコン本体にIEEE1394端子が標準搭載されてくることが予想されるが、おそらく、通常はパソコン背面にこの接続端子が装備されよう。しかし、使い勝手の面からは、パソコン前面に接続端子を装備する必要性がある。そこで、パソコンの拡張ベイにハブを装入するタイプを開発した。

両製品の特徴は以下の通り。

1. Power RepeaterTM PR-1443
  IEEE1394標準コネクタ(6pin)を10ポート、DV端子(4pin)を4ポート装備
  転送速度は、100、200、400Mbpsに対応
  自己の電源供給状態を自動認識し、パワークラスの変更及び、バスリセットの自動発行を行うことができる
  背面にコネクタを実装
  電源状況表示用LEDを搭載

2. Power RepeaterTM PRB-642
  IEEE1394標準コネクタ(6pin)を4ポート、DV端子(4pin)を2ポート装備
  転送速度は、100、200、400Mbpsに対応
  自己の電源供給状態を自動認識し、パワークラスの変更及び、バスリセットの自動発行を行うことができる
  背面にコネクタを実装
  電源状況表示用LEDを搭載
  内蔵ハードディスク用電源ケーブルを使用

両製品はIEEE1394の電源供給機能を利用して、IEEE1394標準コネクタから各接続機器への電源供給を行うため、従来必要とされていた外部電源が不要になる。また、1台のパソコンからIEEE1394機器を接続できることから、コンピュータ周辺機器、マルチメディア、家電メーカーのIEEE1394機器の検査用途にも応用できる。

同社では、本製品の営業活動をコンピュータ周辺機器メーカー等の検査用途から初め、同時にOEM活動を積極的に展開し、一般市場へ拡大を狙う。本製品のサンプル出荷時期は9月下旬を予定しているが、9月7日から開催されるWorld PC Expo '99において一般公開する。

株式会社テクノスコープは、Apple Computer社が1988年から開発している「ファイアワイア(Fire Wire)/IEEE1394)」に注目し、約5年前より調査、開発を行い、その後「IEEE1394」関連製品をリリースしながら、開発技術を集積してきた。今後も市場形成の一助となるべく「IEEE1394」関連製品を発表し続ける予定である。



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