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2種類のIEEE1394用 開発キットを同時発売 (1998.03.23)


電子機器及びコンピュータの開発設計、各種電子機器の製造販売を事業とする株式会社テクノスコープ(本社・埼玉県浦和市、白川進社長、048-822-5281)は、3月23日、次世代の標準インターフェースとして有力視されている高速シリアル通信規格「IEEE1394」に準拠したホストアプリケーション開発キット「PFW-SDK1」と、ターゲットファームウェア開発支援キット「PFW-DDK1」の2種類の開発キットを同時に販売を開始することを発表した。

すでに「IEEE1394」に対応したデジタルカメラがソニーから発売されており、今後、マルチメディア、家電、周辺機器メーカーから多数の製品化が予定されているが、ターゲットファームウェア開発に照準を絞った開発キットはこれまでなかった。同社は2種類の開発キットを同時に販売することで、アプリケーションソフトウェア開発会社向けに国内市場を広く開拓するほか、周辺機器メーカーへのライセンス供与もめざす方針で、IEEE1394対応機器の開発、普及に拍車をかける。

今回発売される開発キットは、それぞれウィンドウズNT4.0で動作するソフトウェアを中心としたキットとなり、同社のIEEE1394PCIホストアダプタカード「PFW-21」が同梱され出荷される。価格はそれぞれオープンプライス。

「PFW-SDK1」はホストアプリケーション開発キットとして、IEEE1394周辺装置を利用したシステム構築が可能であるほか、パソコン間でのIEEE1394で通信システム構築用として想定されており、「PFW-21」が2台同梱される。

一方の「PFW-DDK1」は、ターゲットファームウェア開発支援キットとして、同社のこれまでのIEEE1394ターゲットファームウェア開発の経験から、IEEE1394周辺装置を開発する際に必要となるホストPC側の専用テストドライバーソフトウェアを中心とした構成となっている。このキットを使用することで、開発時のデバッグ環境作成が簡略化され、開発期間が大幅に短縮できる。

販売は、現在「PFW-21」を販売している共信電気(店頭)、ダイトエレクトロン、蝶理(東証1部)、東通産業等が担当する。

株式会社テクノスコープはApple Computer社製Macintosh用のソフトウエア「MacLineシリーズ」及び周辺機器「Zenkumanシリーズ 」を、5年前より開発販売を行っているが、Apple Computer社が1986年から開発している「ファイアワイア」(FireWire) /IEEE1394に注目し、約3年の調査、開発期間を経て、この度、2種類の開発キットの発表に至った。


お問い合わせは、sales@technoscope.co.jp まで。


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